1975年頃の国鉄電気機関車(青梅線・東北線・上越線・東海道線など)

何となく撮った電気機関車を集めてみました。
立川機関区にはED16が全機集合し、青梅線、南武線の石灰石列車を引いていました。
東北線では元祖ED71がED75に混ざって現役でした。黒磯以南ではEF57が俊足を生かして急行列車などの牽引に活躍していました。
上越線では急勾配区間で、EF15+EF16の組み合わせが貨物を引いていました。
首都圏ではEF15が貨物列車を引いていました。EF58牽引の急行列車や荷物列車が普通に見られた時代でした。
その他あちこちで撮った電機の写真ですが、今となっては懐かしいものです。



青梅線ED16①

昭和初期に国産初のED電機として製造され、中央線・上越線で使われた。

青梅線ED16②

戦後は立川機関区で青梅線・五日市線・南武線の貨物と、鳳機関区で阪和線の旅客貨物に使われた。

青梅線ED16③

1970年頃からは全機が立川機関区に所属し、奥多摩-浜川﨑などの石灰石列車の牽引に従事した。

青梅線ED16④

青梅から先は多摩川に沿って山沿いを走るため、名撮影場所が多い。

 



青梅線ED16⑤

線路規格が低くF形の機関車がはいれなかったため、1983年に全廃されるまで53年間にわたって運用された。

青梅線ED16⑥

静態保存の2両は、ED161が青梅鉄道公園に、ED1615が南アルプス市役所若草支所に保存されている。

ED71①

1959年から55両が製造され、黒磯-福島間を中心に旅客、貨物の牽引に活躍した。

ED71②

1977年頃から廃車が始まり、1982年に全廃された。

 



ED75 

様々なバリエーションが302両作られた交流電機の標準型。
写真は10系客車が見られることから、当時多数が運行されていた急行列車か。

EF15

タンク車を引くEF1552。この頃の首都圏では普通の風景だった。

上越線 EF16+EF15①

上越線水上 - 石打間の急勾配区間用としてEF15から改造された。。

上越線 EF16+EF15②

1980年からEF64に置き換えられて廃車された。

 



EF18①

EF58を貨物用として完成させたもので、32~34の3両が作られた。
EF58はこの番号が欠番となっている。

EF18②

1979年、浜松機関区で廃車された。

EF52①

国産初の大型電機として1928年に初号機が完成し、7両が作られた。

EF52②

汎用性の高い設計で、結果的に長期間にわたって使われることになった。

 



EF52③

最後は竜華機関区で阪和線に使われたが、1975年にEF58と交代して廃車された。

EF58①

廃止直前の桜島・高千穂。

EF58②

旅客用機として十分な性能を備えていたので、急行・特急の牽引にも長く使われた。

EF58③ 

EF58牽引の普通列車と荷物列車。

 



EF58④  

EF5889は茶色塗装になって鉄道博物館に保存されている。

EF58⑤

これぞ荷物列車。沼津にて。

EF58⑥ 

EF58134は当時高崎第二機関区所属。隅田川駅に発着する荷物列車を引いて。

EF58⑦

東海道本線で14系客車を引く。




EF58⑧ 

宮原区のEF58101。この後すぐに前照灯がシールドビーム2個形に改造されました。

EF65 1000番台 

このページで唯一の現役電機。

EF71①

福島 - 米沢間の交流電化に際し、板谷峠の急勾配に対応するために作られた。

EF71②

特急つばさのキハ181系時代は、補機としても活躍した。

 



EH10① 

関ヶ原越え(大垣-関ヶ原)のために設計された。

EH10②

東海道・山陽本線(岡山以東)、宇野線のみ使われ、1982年に全廃された。

EF57①

急行 津軽 上野行き。

EF57②

上野駅に到着した東北線列車。これから尾久まで推進運転で。

 



 

 



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